フライジング大聖堂はミュンヘン・フライジング大司教区の中心的教会としてミュンヘンの北イザール河畔沿いの山の上に建つ。フライジングはミュンヘンが誕生する以前のバイエルンの中心地で739年から司教の街として発展し、その後現在もバイエルンの宗教的中心として重要な位置にある。1205年フライジングの山の上に大聖堂が建築され、それはドイツで最も古いレンガ作りの建物であった。1159年の消失後建てられたロマネスク様式の大聖堂聖マリアと聖コルビニアンは1724年にアザム兄弟によってロココ様式で装飾された。現在も残るロマネスク様式の塔や入り口の他にロマネスク様式としてはドイツで最も古い地下聖堂がある。またここの24本の石の柱は様々に装飾され、なかでも人間の身体と怪物が結びついた"Bestiensaeule(獣の柱)"が傑作とされる。大聖堂礼拝堂は中央の礼拝堂と左右の側廊からなりアザム兄弟によって装飾された。大祭壇の絵は有名な画家P.P.ルーベンスの作。大聖堂の中庭を囲む回廊には多くの墓石があるがその数はバイエルンで最も多い。この回廊にはヨハン・バプティスト・ツィンマーマンが装飾した2つの礼拝堂がある。また大聖堂の横の博物館は宗教芸術ではドイツ最大のもの。また司教の宮殿にはドイツ最古のルネサンス様式のアーケードがある。この大聖堂の山の向かいには世界で最も古いビールの醸造所がある。 |