やまねこの物語

散歩 レーニンの家
レーニンの住んでいた建物旧ソヴィエト連邦の政治家レーニン Wladimir Iljitsch Uljanow (1870-1924)はロシア革命を起こす前、スイス、フランス、ドイツ、イタリア、チェコ=スロヴァキアなど各国を転々と移動していた。1900年9月7日から1901年5月まで彼はミュンヘンに滞在しており、そこで革命への構想を練った。彼の妻 Nadeshada Krupakaja や彼の伝記を書いた Valeriu Marcu によるとミュンヘンでの彼の生活は物質的に非常に貧しく、学生の部屋のようだったと記されている。しかし彼は当時、ドイツの社会主義者との毎晩の交流や援助により、「隠れ家」で思想的な勉強をし、また彼らの援助で革命の草稿をロシアに密輸することも出来た。つまり彼が住んでいた家は、レーニンの思想を固めた場所であり、革命の準備をする場所であった。1985年ロシア共和国(当時)首相 Alexej Konstantinowitsch Antonow の代理人は使節団とこの建物を訪れることを望み、長い間、建物前から離れずにいた、という話が残っている。1970年12月7日まで、レーニンがここに住んでいたことを示す碑があったが取り外された。

 

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