散歩 アルターホーフ Alterhof |
アルターホーフはかつては“ルートヴィヒ城”と呼ばれ、1253-1474年までヴィッテルスバッハ家の最初の居城であり、ルートヴィヒ厳格公の時代に造営された。ルートヴィヒ4世バイエルン公が神聖ローマ帝国皇帝だったとき(1328-1347)、ここが帝国の中心となった。ヴィッテルスバッハ家のミュンヘンが大きくなって行くのに対し、この居城は小さく、非近代的で、また安全面の不安などから、ヴィッテルスバッハ家は新たなレジデンツを造るに至る。17世紀以降アルターホーフは単なる管理事務所となり、現在はミュンヘンの税務局となっている。19世紀初めにアルターホーフ付属の礼拝堂(ロレンツ礼拝堂)が取り壊された。中庭の後期ゴシック様式の張り出しは、通称“猿の塔”と呼ばれていて、これはペットとして飼われていた一匹の猿が、赤ん坊だった後の皇帝ルートヴィヒを盗み、張り出しの塔の上まで連れ去り、長い説得の後返したという伝説に由来する。またアルターホーフの近くにあるミュンツホーフは1563-1567年にかけて建てられたルネサンス様式の建物。造幣局。以前は侯爵家の厩舎であった。 |
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