やまねこの物語

散歩 三位一体教会 Dreifaltigkeitskirche

三位一体教会はプロメナーデ広場の西に1711-18年建立された。スペイン王位継承戦争の戦役の間、ミュンヘンを神の裁きから守るために、中産階級の娘リントマイヤーが「聖三位一体が教会を建立する」と預言したことから、1704年、貴族、聖職者、中産階級の市民が願いをかけた。後期バロック様式のファッサードはヴィスカルティの設計で、バイエルンで初めての前方凸面教会である。内部は方形の主空間と、北側に奥行きの深い内陣のある十字形の四つの腕から構成されている。ヴィスカルディ死去のあとはエンリコ・ズッカーリが建設を続けた。1716-17年にヴォルフとデグラーによって描かれた木祭壇の聖像画『ミュンヘン市頭上の三位一体』は選帝候寄進のもので、教会建設の願掛けを記念するものである。天井のフレスコ画はC.D.アザムが初めてミュンヘンで手がけたものである(当時28歳)。この教会で初めて、ミュンヘンのバロック様式で建てられた教会のドーム部分にフレスコ画が描かれた。天井フレスコ画に飛び出た様に作られたものがあるが、これはアザム兄弟やツィンマーマン独特のもの。またロココ様式で作られた聖櫃はシュトラウプの作である。

三位一体教会礼拝堂、内陣方面

三位一体教会礼拝堂、内陣方面

天井のフレスコ画

天井のフレスコ画

天井の飛び出た絵

天井の飛び出た絵

パイプオルガン

パイプオルガン

三位一体教会

三位一体教会

 

 

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