散歩 マグダレーネンクラウゼ Magdalenenklause |
マグダレーネンクラウゼはニンフェンブルク庭園内に建てられた小宮殿のひとつ。エフナーによる作で、外観は人工的な廃墟となっている。宮廷の豪華なセレモニーから孤独な宗教的、哲学的な思いに耽るための逃避の場所として、また静かに自然をたしなむための場所として建てられた。礼拝堂と4つの部屋からなるこの建物の珍しいところは、ローマ風、ゴシック風、ムーア風などの歴史的建築様式を早い時期に取り入れていることである。礼拝堂は建物の半分近くを占め、洞窟内部のように造られていて、石灰華と人工珊瑚で飾られ、貝や色を付けた石を使った漆喰で化粧されている。1726年、J.B.ヨッホ制作。また礼拝堂には色つき石でモザイク風に飾られた半円旧型の屋根がのっている。天井画はN.G.ステューバー作、贖罪者マリア・マグダレーナの物語が描かれている。住居部分で独特なものは、3つの部屋を同時に暖房できるカッヘルストーブ。食器棚にはバイエルン紋章の入った食器や17世紀の伊万里焼などがある。 |
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