ミュンヘンにはヨーロッパ有数の巨大ターミナル、ミュンヘン中央駅がある。ここにはドイツ国内だけでなく近隣諸国からの国際列車が一日中発着する。中央駅には鉄道案内所、郵便局、ホテル、銀行、レンタカー会社、レストラン、本屋、花屋、パン屋、床屋などが入っている。ドイツは基本的に土曜日の午後や日曜日、デパートやスーパーなどの店は休みになるが、ここだけは曜日に関係なく、必要なものを買うことが出来る。駅構内への出入りは自由。
ミュンヘン中央駅はドイツ最大の折り返し駅である。つまり、日本の駅のように、列車がホームの一方(例えば右)から入ってきて、それからもう一方の方(例えば、左)に出ていくような通過するタイプの駅はでなくて、一方から入ってきた列車は、出発するとき後ろ側が先頭になって出ていくようになっている。またミュンヘン中央駅は1番線から36番線まであり、ホームはアルファベットの
"E" のような櫛形をしている。ホームで1-10番線はホルツキルヒナー駅、27-36番線はシュタルンベルク駅と呼ばれている。また日本のようにホーム毎に売店があるのではなく、駅構内にある。
ミュンヘン中央駅は1847-49年フリードリフ・ビュルクラインによって建設され、その後幾度か増築されたが第二次世界大戦の空襲で被害を受け、戦後新たに立て直されたが、一部は当時のものが残っている。このミュンヘンの表玄関の建物は長さ174メートル、高さ21メートルあり、ホームの大きさは140
* 220メートルある。
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